Miyabi
美しく、冷徹な審判。
俗世を統べる王より勲章を授かることを決めた。
──星見雅
Sharp. Cold. Perfect.
エーテリアスを討つ
狐火を
飼い馴らした
若き武芸者が、
キツネの耳をぴくりと動かしながら
スクリーンに映る…
それだけで民衆は歓喜し、鼓舞される。
LOG_01
新エリー都の頂きに座すものだけが
そんな現状を憂い、それぞれに恐れを抱いていた。
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星流れ、 神鳴の 奔るが 如く
零落と再興の記憶
ECHOES [証言]
「いやぁ~いい上司に恵まれたなあ。この仕事、なんとか続けられそうだ」
—— 対ホロウ六課 局員「確かに言うことが難解なときもありますが、噂は少し大げさというか…とにかく、本人に会えば分かります」
—— 関係者 A「ボスったら、『メロン味に本当のメロンが入ってるか当てる修行』もう何日目~?」
(備考:メロンの味がよくわからなくなった)
—— 蒼角(?)「本当にありがとうございます、長官殿!ちなみに、その後ろにいらっしゃるのは…目玉のシリオンですか?」
—— ホロウで雅に助けられた生存者CLASSIFIED [機密事項]
星見雅は新エリー都で名の知れた武家の跡取りです。
関係者の情報によると、星見雅の母親は早くに亡くなっており、星見雅本人とその父親は、微妙な関係にあるという。
DATA_LOG [詳報]
星見雅、対ホロウ事務特別行動部第六課の課長。
外勤に出ることが多いため、部署内で毎月行われる定例会議の会議室が何階にあるのか、未だに分からないという。
オフィスで彼女の姿を見かけたとしても、ほとんど刀の手入れをしており、書類仕事をこなす場面はめったにありません。
多大なる功績を挙げ、「虚狩り」という名を授かった星見雅は、対ホロウ六課が誇るトップクラスの強者であり、市民からの人気も高い。
彼女はひたすらに心にある正義を追い求めているのだと、彼女を理解している人間なら誰もが分かっています。
たとえその正義が、いずれ変革を起こすことになるとしても。
本人の声
—— 星見雅、その場にいた者だけが聞いた言葉
「少し手を貸してくれるか。本日の修行は些か度が過ぎたようだ」
—— 星見雅「素振りではなく…35体目の侵蝕体だ。骨が思っていたより硬かった」
—— 星見雅「まさに今、混沌を断ち切る!」
—— 星見雅「強き者の剣を模倣するばかりでは、真の強さは手に入らない」
「オフィスの新調されたコピー機と同じだ。『省エネ』だろうと環境に優しかろうと、見たままを写すだけの行為は、無意味な掠れと歪みを増やしてゆくのみ」
「そうした歪みはいずれ己の弱みとなる。決して油断はするな」
あられ落つ星殿
殺戮は果てしなく続く。斬撃、征討、呪われた運命、荒ぶる妖力。
次の戦線に向かうまでの間だけ、狐火は星殿の中で束の間の休息を得ることができる。
どれだけの屍を越え、どれだけの犠牲の払い、どれだけの災厄に立ち向かえば、虚無の彼岸に辿り着けるのだろうか?
彼女は答えを求めているわけではない。武を極めれば、血の臭いが鼻に届く前に凍らせられる。全ての悪を排除すれば、衆生に安らぎをもたらせる。
あられの粒が星殿の前に降り注ぎ、力の主を呼び覚ました。まもなく暴風雪がやってくるだろう。
「修行に使えそうだな…それと同等程度に小さくなれれば、の話だが」
「もう一度勝つまで。」